カタカナに聞こえる英語の発音に悩んでいませんか?
意味が伝われば発音なんて関係ないって思っていませんか?
発音がカタカナっぽくなってしまうのは、正しい発音の仕方を知らないからです。発音のつくり方がわかったその瞬間から、あなたの英語は変わります!
発音出来るようになった音は聞こえるようになります。
「手でつくる発音」は、アルファベット、IPA(国際音声記号)の発音を個別に発音することや、 IPA の発音を Spelling の文字列により変化させ、IPA の発音だけでは再現できなかった本来の発音を表現することが出来ます。
英語は、練習した発音を並べただけでは英語の発音にはなりません。後に続く子音や母音に向かって舌口が動き続け、明るさや声色が変化し続けることが一番大切です。
音の変化がないことが、カタカナ英語のような発音になる、英語が聞き取れない大きな要因なのです。
この音の変化を付けながら発音できる方法が「手でつくる発音」です。
舌先を前歯の後ろに近づけてとか、舌の奥を持ち上げてなどと説明されてもなかなか思うように動かなかったり、これであっているのか確認出来なかったりと、頭ではわかっていても出来ないことがたくさんあります。
これらの悩みも手や指を動かしながら発音すると、舌口を手の動きと同じように動かすことが出来るので、見えない舌の動きを手の動きと連動させ可視化することで、本当に動いているか?出来ているか?を確認しながら発音練習出来るのが、「手でつくる発音」です。
‖練習方法‖
1. 覚えたい・直したい発音の舌口の動きを、手を動かしながら覚えます。
2. 舌口の動きを覚えたら、 単語や文章を読みながら覚えた発音のところで 一緒に手を動かして発音する練習をします。
3. 意識しなくても舌口がスムーズに動くようになったら、手を使わなくても
発音できるようになっています。
◇ ◇ ◇
連続した発音をもっと滑らかに発音したい、発音のコントラストを自由に変化させたいときは、各発音をするための「指の動き」と一緒に発音すると、滑らかに自由にコントロールできます。
「手でつくる発音」は、舌口の動きを覚えるための「手の動き」と、会話の中で舌口の動きを練習するための「指の動き」の2つで構成されています。
発音のつくり方を覚えたい方は「手の動き」で、舌口のかたち・動きを覚えます。
発音のつくり方を知っている・もっときれいな発音にしたい方は「指の動き」と一緒に発音練習をして、声色が変化する発音やアクセント、しっかりとした破裂音や破擦音を発音することが出来るようになります。
例)「指の動き」
一般的な発音練習は、舌で触れる位置や形、口の形などををつくってから発音した音をその文字の発音としています。
これでは個々の音は発音できても、一つの音を発音し終えてから次の音を発音することになるので、変化を伴っている連続する発音は出来ません。
「手でつくる発音」は、発音する音をつくるために舌口が動き始めた瞬間からをその音の発音としています。
例)
従来の発音
1つの文字またはIPA(国際音声記号)を発音するときの発音全体と、発音している部分です。
*子音(破裂音.破擦音)の赤い部分は、息を止めている時間を示しています。
手でつくる発音の定義
1つの文字またはIPA(国際音声記号)を発音するときの発音全体のうち、どの部分を発音しているかを表したものです。色がついているところが、発音している部分です。
「手・指でつくる発音」では、発音をつくるために舌口が動き始めた瞬間 から を、発音としています。 舌を発音する位置に付けてから発音したり、口の形をつくってから発音するのではありません。
*子音(破裂音.破擦音)の赤い部分は、息を止めている時間を示しています。
一つの発音を終えてから次の発音を作り始めるのではなく、発音したと同時に次の発音を作り始め〔舌口を動かし始める〕、今発音している音と次の音が重なり合うように発音していきます。
例)
このように舌口の動きを止めず連続して発音することで、単音の練習では発音出来ないきれいな英語を話すことが出来るようになります。
カタカナに聞こえない母音
カタカナに聞こえない子音
アルファベット(a〜z)の発音
英語の発音で使用される IPA(国際音声記号)の発音
同じIPAでも後に続く文字によって変化する発音
を、つくることが出来ます。
例)
1. アルファベット(a〜z)の発音
2. 英語の発音で使用される IPA(国際音声記号)の発音
*素音(そいん)とは
子音・母音を発音するときの声のことで、[ア]と[エ]の中間のような声など色々な表 現をされている声のことです。 その声の呼び名がなく[ア/イ/ウ/エ/オ]の母音と区別するため、声の素になる音とい う意味で 素音(そいん)と名付けました。
素音は、口舌の動きや形を意識しないで出している声になるので、人によって音質の
異なる素音になります。
子音・母音は、素音を舌口の形を意識的に変えて出している声です。
例として、[n], [d], [ð], [æ] などの有声音を発音するときの声は「ア/イ/ウ/エ/オ」
そ いん のどれでもありません。このときに発音する声が 素音 です。
3. 同じIPAでも後に続く文字によって変化する発音
例1)
sin /sɪn/ , sing /sɪŋ/ の発音の違い
[i] の母音の発音が、後に続く [n]/n/, [ng]/ŋ/ の発音の違い(舌の位置の違い)で、同じ /ɪ/ IPA(国際音声記号)でも、
舌先が上がる音の変化をする /ɪ/
舌根が上がる音の変化をする /ɪ/
舌奥が持ち上がる音の変化をする /ɪ/
の発音の違いを、手でつくることができます。
この違いは非常に大切です。英語のみならずアルファベット表記の発音を母国語としている人は、母音の音が舌先が上がる音の変化をしているのか、舌奥が持ち上がる音の変化をしているのか、口が閉じる音の変化をしているのかを聞き分け、後に続く文字を推測し単語や文章を理解しているからです。
例2)
see /siː/, sea /siː/ の発音の違い
一見するとIPA(国際音声記号)は同じ /siː/ なので両方とも同じ発音でいいのではと思いますが、Spelling を見てください。[see]と[sea]で、異なっています。
英語の Spelling の並びには発音の仕方が秘められています。
同じ IPA でも Spelling が違えば発音も変わってきます。
アルファベットや母音により息が口腔内(硬口蓋・軟口蓋)のどこに当たるのかが決まっていて、Spelling は息が当たる位置を示しています。(下図:口の中に息が当たる位置)
息が前歯・唇側に当たる程明るい声に、口蓋垂・喉の方に当たる程くらい声になります。
下の図を見ると、[s][e][e]は同じ位置に息が当たる Spelling になります。同じ位置に息が当たるということは、声の明るさは変化しないことになります。
[s][e][a]では、[a]の息が当たる位置は[e]より喉側に当たることがわかります。喉側に当たるということは /iː/ の発音が語尾に向かって暗くなることを表しています。
・see /siː/ 声の明るさは変化しない
・sea /siː/ 語尾に向かって /iː/ の発音が暗くなる
という同じ IPA でも声の明るさが違う発音になることがわかります。
この発音(声の明るさ)の違いも、指を動かしながら発音するだけで簡単に発音することが出来るようになります。
・/l/, /r/ の発音ができない、違いがよくわからない
・IPA(国際音声記号)が書いてあっても、発音の仕方がわからない
・and/ənド/、up/ʌプ/ のように、子音で終わっている発音に母音がついてしまう
・カタカナ英語のような発音になってしまう
・抑揚のない平坦な話し方になってしまう
・英語を話していると、声が高いと言われる
・鼻が響く発音ができない
・/m/, /n/,の発音が伝わらない、聞き返される
・/n/, /ŋ/ の発音の違いがわからない、聞き取れない
・/t/, /tʃ/, /θ/, /ð/ が発音できない
・バニラアイスを頼んだら、バナナアイスが出てきた など
カタカナ英語の発音で悩んでいる方
色々な発音練習をしてみたけどうまくいかなかった方
もっときれいな発音で話したい方の目標を叶える発音練習方法です。
未就学から高学年くらいまでの方は、先入観が少なく日本語を用いて発音しようとしないので習得が早いです。
小学校低学年以下の方は遊びの中や何か一つの文字から単語へ、高学年は、/t/-/d/, /l/-/r/, /m/-/n/ など比較やその発音の違いに興味をもち、楽しみながら習得される方が多いです。
意味が通じ会話ができれば、発音なんて気にしないという方もいらっしゃいますが、人と接するお仕事や親交を深めたいという方にとってきれいな発音はとても重要です。
きれいな発音は、相手の信頼を得たり安心感を与えたり、相手が話し手を受け入れようと思うきっかけにもなります。
話し手の思いと相手の印象が常に一致するとは限りません。
例えば、相手が予約を取ろうとしたときに話し手がカタコトの発音だったり抑揚のないぶっきらぼうな話し方だと、「ちゃんと予約取れてるのかな?」「不機嫌な対応を取られるようなことしたかな?」などと、相手に不安を与えるかもしれません。
話し手の気持ちを伝え相手の気持ちを掴むコミュニケーションの方法の一つが、きれいな発音なのです。
きれいな発音になります。
カタカナのような発音でも、母音を発音している間に次の音をつくり始じめる練習していくと母音の音が変化し、きれいな発音に近づいていきます。
◆さらにきれいな発音にするために
・個々の発音の舌口の形を覚える
・長い有声子音[m.n.l.r.w.y]の長さをしっかり保つ
・無声子音に母音をつけない
・息の速度を速くする
・低い帯域が響く声を出す
・spellingによる、声色の変化をつける
・カタカナに聞こえない子音の作り方
・カタカナに聞こえない母音の作り方
・舌と手の動きを連動させる練習
(手の動き+舌口の動き、指の動き+舌口の動き)
・母音から後に続く子音のつくり方
・子音から後に続く母音のつくり方
・同じ IPA(国際音声記号)でも、spellingによる発音の違い
・会話の中での練習方法
・話す速度、イントネーション、リズム
・息の速度を速やくする方法
・高く聞こえない英語の声の出し方
--- 他 ---
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